1998年09月10日
空港線伸延事業
東西旅客ターミナルを結ぶ形で空港地下(湾岸道路下)
に羽田空港駅を建設中。 羽田-羽田空港(3.2Km)は1998年11月18日開業予定。
すでに1998年9月4日から羽田~羽田空港間には試運転のための電車が走っている。
また、羽田空港駅開業に伴い、現在の「羽田駅」は「天空橋駅」へと改名される。これは京急だけではなくモノレールの駅も同時に改名されるもので、目的は空港へ行く乗客が間違って下車するのを防ぐためだという。
ところでさぁ-ここから私の存念
空港線への急行乗り入れは京急の悲願だった。
久里浜線の油壺延長はほったらかし(^_^;)でも、
空港線延伸は積極的に取り組んでいる。
都営線は組合の反対でなかなか8両対応出来なかったのを、
専門対策委員会まで作ってこれにあたった。
今回羽田延長に当たって作ったポスターには、
600型車両の先頭部分大きく取り上げ これに「急行 羽田」の文字が書かれている。
そして、その対向列車の行き先は「千葉ニュータウン中央」
であった。(現在は「印西牧ノ原」が多い)
その乗り入れの北総公団線は現在も延長計画が進んで、
将来的には成田空港へ乗り入れることが
予想されている。 北総公団線は京成本線よりも
はるかに線路状態がよくなることが見込まれる。
すると、ここに京急の思惑が見えてきはしないか。
「成田空港-羽田空港」の直通特急の運転である。
だからこそ、現在空気を運んでるような8両編成の
羽田急行を10分おきに運転する理由が
ここにあるといえそうだ。
私ならこの時点で、
都営線内の急行運転のための
専門委員会を作って ネゴシエーション活動をはじめるが...
北総公団線が成田空港に直結すると
スカイライナーもこちら経由になるという。
そうそうしているうちに、空港駅開業が目前となった。羽田成田を結ぶ特急も数本設定されるようだが、こちらは直通のリムジンバスよりも遅くなるとのことで両空港を直接結ぶというのは名目上のことになり、実際の利便は京急・都営・京成の沿線利用者がより両空港を使いやすくなるという程度にとどまるか..本格的に特急を運行するのには都営船内で追い越しできないことがネックになっている。
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