VC 3000:カプセラ [システムおもちゃ斥候廠]
ぱむさんのホームページには海外でも売られているということが書いてあったので、調べて見たら、日本で売られている頃より進化していることがわかった。このVoice Command はその一例である。
なかなかアメリカらしくてよい。"Motorized CAPSELA Construction Toys that Build Minds"と記されている。組み立てるたのしさ、声の命令で動かすたのしさ、さらに自分自身でガイドにはないものまで作れるたのしさを強調している。「7才以上」の記述が泣かせる。

興味をもって箱を手に取った客に対してさらに詳しい説明がされている。表面が子供にアピールするものであるなら、裏面は買い与える親に対するアピールとなっている。
中身も美しくディスプレイされるように配置されている。意外に部品点数が少ない。この組み合わせで24種類もの組立ができるのかと思ってしまう。このセットのカプセルは透明と青透明の組み合わせ。青いカプセルがあることで仕上がりがかっこよくなる。
Mortor Capsule:VC 3000からモーターの回転軸が両端にでるようになった。
Crown Wheel Capsule:冠歯車に二つのピニオンギアが接している。ピニオンギアに入力された回転方向は正転、回転速度が約3倍になって冠歯車側から出力される。これにより、回転方向を90度変換できる。また、ピニオンギア同士の関係は回転方向が逆転することになる。逆入力可能
Worm Gear Capsule:ワームギアに入力された回転は接したピニオンギアに伝えられて90度変換される。回転速度は約1/16になる。強力な推進力を得たい場合使用する。逆入力不可。入力専用であることを示すためにワームギア側のトランスミッションには灰色の継ぎ手がついている。
Voice Commnad Module:2系統の電源を必要としている。一つは制御回路用、一つは被制御体供給用。カプセル2個分のモジュールにマイク、電源スイッチ、リセットボタン、出力端子2つ、モード切り替えスイッチ、スピーカがついている。コマンドはStart,Back it up, Turn on the lights, Sound alarm now, Laser fire, Raise, Lowerの7つある。このセットでは使えそうにないコマンドもあるため、拡張を想定していることがわかる。
解説カセットテープ:コマンドの発音方法を指導する。このテープを再生しながら作ったプロダクトを近づけると動いたり止まったりした。
Wheel (large):車輪。ゴムタイヤ付き。他のセットではゴムタイヤは別あつかい。このセットで始めて色が灰色になった。

Battery Case (large):このセットについている電池ボックス。出力部分が従来の位置とは異なる。
(1998-11-23 作製)
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