2000年07月15日
酷い!新時刻表
よーく観察していただきたい。この時刻表上で何が起きているかは、よく観察しなければ解らない。よく観察しなければ解らない時刻表というのは、劣悪なのである。ダイヤは極めて良く構成されているにもかかわらず、表現が劣悪では、その価値は半減するというものだ。これは愚劣である。京急は自らの愚劣さに気づき、改めてほしいものだ。
2000年版の新時刻表が発売になったので早速購入した。が、ひどい!
去年までは追い越し追い抜きが一目でわかる版組をしていたのが、今年からはその他鉄道と同様の追い越し表示無し。
上の写真は、平日下りのページ。金沢文庫では新逗子行き普通車と浦賀行き普通車の同時発車するようになったが、どちらかが必ず快特併結車両であるため、同時なのに隣のページに離れて表示されてしまっている。これでは、使いづらい。
京急のような追い越し追い抜きが頻繁に行われる鉄道では、追い抜きが一目でわかるというのは時刻表の必須機能ではないのか。
なぜ、こんな版組にしてしまったのか..おそらく、本線系統のページに空港線も載せるために(去年までは空港線は別ページだった)追い越しを表す斜線を省く必要があったのだろう。
だが、空港線を本線系統に含めたいのなら、判型を京成のような縦長のものに改めればよいのであって、時刻表の使いやすさを犠牲にすべきではない。来年からは再び追い越し追い抜きを表示したものに改めてほしい。
(2000-07-15 作成)
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