香港の電車はループがお好き

香港の電車はループがお好き

筲箕灣總站(Shau Kei wan Terminus)

電車：筲箕灣總站
ここは終点で広場になっていて、線路がループしている。 この広場の端から撮影。いろんな向きの電車が写っている。

電車：筲箕灣路線図(Causeway Bay)
広場に典型的なループ線を敷いている。

電車：銅鑼灣(Causeway Bay)
銅鑼灣站には本線上にループ線がある。 左からループ線に入り、 本線を横断しようとしている電車、それを待つ電車が列を作っている。

電車：銅鑼灣ループ配線図
ループ上の月台は歩道に面しており便利。始発電車はここから乗る。 道路中央にある月台に行くには大きく 迂回して円形になった歩道橋を経由していかなくてはならない。

電車：銅鑼灣(Causeway Bay)
ループ線を回ってきて、歩道沿いの折り返し専用ホームに近づく電車。 このホームは上写真の右端歩道にある。 ループ線を回っている間は見事なフランジ音が響き渡る。 Causewayには広東語では「高士威」という字が当てられている。 広東語と英語の地名がずれている例。

輕便鐵路：田景(Tin King)
輕便鐵路(Light Rail Transit)は「輕鐵」とかLRT と略されて使われている。 田景は終点ではなく、折り返す列車のために 本線上にループ線があるが、香港島の電車と違い、 新界(New Territories)の新興住宅の足として、 大規模団地と同時に敷設されているだけあって 無理のない大きなループ線をもっている。 カメラの視野に入りきれない(>_<)。

輕便鐵路：田景(Tin King)
田景站ホームより、ループ線上にあるホームを望む。

輕便鐵路：田景(Tin King)
田景站ループの配線図。ループ線上の月台は降車専用

輕便鐵路：田景(Tin King)
田景站ループは地図に乗るほど大きい。

輕便鐵路：洪水橋(Hung Shui Kiu)近くのループ線
線路は錆びていたから、かつて使われていたものか、 これから使われるかするものだろう。 どちらの方向からも折り返す事ができるように、 前後に三角線を二つもっており、向こう側には２面のホームがある。

こうして地図で見てみると、ここに交通センターのような施設を作るためのものらしい。写真の中でバスが止まっているらしきあたりにはRampと記され、ロータリーがある。こうした都市計画+交通計画は見習うべきものが多い。

輕便鐵路：友愛(Yau Oi)站
友愛站は友愛邨(Yau Oi Estate)を道路併用単線で一周しておりかえす線上にある。

輕便鐵路：天水圍(Tin Shui Wai)總站(Terminus)のループを回ってくる列車。ここはこの付近のターミナルになるのだろう。元朗や屯門碼頭はかつてはここと同じように露天であったが、後にターミナル+商店街+集合住宅がこの上に建っている。

輕便鐵路：天水圍(Tin Shui Wai)總站(Terminus)

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香港のループ線は広場にループ線を設けている例のほかに、 街区を単線で一回りする方法、 ターミナスそのものがループ線を含んでいる場合など、 香港のトラムは何等かの方法でループ線を形作って電車の 運転台を移動する事なく方向を変える。