1995年12月21日
架空線
輕便鐵路:架空線、センターポール、片支えパンタグラフ
輕便鐵路の架空線は上記写真のように、 トロリー線とそれを上から釣る線(なんていうんだっけ(^_^;) の2重になっている箇所(ダブルカテナリー)と、 トロリー線のみの箇所(シングルカテナリー)があった。 また、架空線を支える柱は原則としてセンターポールであった。 輕便鐵路の列車は運転室側に片支えタイプのパンタグラフが一つついている。
輕便鐵路:シングルカテナリー区間:天水圍總站
しばらくまえまでのマニア雑誌で元朗總站(Yuen Long Terminus)を紹介する
写真はこのように青空の下のターミナスだった。
もちろんループ区間も含んでいる。元朗總站はいまでは
その上部に大きなビルが建っている。
この天水圍總站もじきそうなるに違いない。
シングルカテナリーにしてあるのはそうした前提があるからかもしれない。
電車のポールは多機能であった。
集電装置の役目のほかに、
ポイントを切り替える役目もになっている。
終電する箇所はかつて日本にあったような滑車を
備えたタイプのものではなく、トロリーバスにあったように、
トロリー線を挟みこむタイプ(回転する箇所がない)
であるようだ。この下の部分に、短い棒がある。
これがポイントを切り替えるために使われる。
電車:ポイント切り替えスイッチ
分岐部分の手前の架線に、
ポイント切り替えスイッチがついている。
トロリーポールの先端部分に短い棒がついている。
これがポイントを切り替えるために使われる。
前方のポイントがその電車の曲がる方向に開いている場合には、
何ら操作は行われない。開いている方向とは逆に電車が行きたい場合には、
この短い棒が90度開く。この棒が、架線の横にあるスイッチを叩く。
すると今開いていた方向とは逆にポイントも開くわけである。
写真はポールの棒がスイッチをたたいている所であるが..
写りが悪い。スミマセン。今度は望遠レンズのついたカメラを
もっていってちゃんと撮ってみたい。
電車:トロリー線のポイント
パンタグラフと違って、
ポールの先っぽでトロリー線を挟んでいるわけだから、
分岐部分ではトロリー線にも分岐装置はついている。
レールのポイントの移動に合わせて、トロリー線のポイントも動く。
仕組み的には跨座式モノレールの分岐装置と同じである。
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