1995年12月17日
案内図
私が訪れたときは、上記のような交通機関を利用した。 輕便鐵路と香港島の2階電車の取材(?)にそれぞれ1日を充てる予定であった。
輕便鐵路・ホバークラフト
輕便鐵路を訪れるには地下鉄+バスという方法で屯門へ行くこともできるが、ここはやはり中環よりH.Y.Fホバークラフトがおすすめ。運行間隔は10~15分で待たされない。所用時間約40分の間、行き交う大小の船と、変化に富んだ香港の眺めを海上より楽しむことができる。ただし、天候によっては揺れまくるので、船酔いしやすい方は避けたほうがよいだろう。私が乗ったときも揺れまくっていたが、その中で編み物をしている女性や雑誌を読んでいる男性もいて慣れてしまえば何でもないのかもしれない。屯門のフェリーピアにつけばそこが輕便鐵路の最大のターミナス屯門碼頭(Ferry Pier)となる。ここを拠点に屯門付近の複雑な系統を乗ってみるとよいだろう。
中環を午前早くに出発すれば、全系統を乗って、ゆっくり昼食を取っても午後3時ごろまでには元朗に着くことができる。元朗のターミナスは町の中心部からやや離れている。95年秋にはここに併設されることになるバスのターミナスはまだ完成していなかった。現在はどうなのだろうか?
現在は 「西鐵」 が開通して、こちらの利用が便利。詳しくはリンク先を参照されたい。
バス
元朗のバスターミナスは市街地の中心にいくつかあって、九廣鐵道の上水へ向かうバスは福康街のターミナスから出ていた。このターミナス付近は食べ物の屋台が多く並んでいた。バスの運賃は路線ごとの均一。すなわち乗車区間に関わらず、そのバスの終点が遠いほど料金は高い。バスに乗ると国境地帯の全くの田園風景が続く。が、突然市街地が始まって九廣鐵道をクロスするとそこが上水の町となる。同乗している人たちがみんな降り始めた個所でいっしょに降りると、そこが駅前だった。
九廣鐵道
九廣鐵道は通勤鉄道と郊外鉄道の両方の性格を持っているという感じであった。香港内の交通は上水までで、このさきは深圳へいく人のための出国通関駅「羅湖」となっている。
2階電車(市電、トラム)
香港といえば必ず登場するのがこの電車である。乗りまくるためには小銭をたくさん用意しよう!。お釣りは出ない。1.2HK$と格安で、小銭がなければ2HK$払っても良いようなもんだが、乗りまくるとなると結構かさむ。また、思ったより多くの系統があって、各系統を乗りつぶすのは意外としんどい。私はこの電車の取材には1日を見ていたが、それでも足りず、出発の日の午前中もこれに充てた。路線長は輕便鐵路より短いが侮るなかれ。
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