1997年08月30日

総持寺駅跡と海岸電気軌道

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総持寺駅跡付近は公園になっている 地図を表示します

臨港鶴見川橋を右岸から眺める  総持寺駅は鶴見と花月園前の間にあった。
 現在では京急鶴見の高架から下って JR鶴見線の高架下に向かう下り坂付近となる。
 1925年6月5日 総持寺-富士電機前に 開業したのが海岸電気軌道であった。 軌間は当時の京浜電鉄と同一の1372m/mの変則軌。 事実上の支線で、京浜電鉄の 路面電車タイプの旧型車をあてた。 10月16日には富士電機前から先、 後の川崎市電となる線を京浜電鉄大師線川崎大師まで延長。 大師線を経由して京浜川崎まで乗り入れた。
 この海岸電軌にほぼ平行する形で鶴見臨港鉄道が建設され、 経営の思わしくなかった海岸電軌は 鶴見臨港鉄道に吸収され、 鶴見臨港鉄道軌道線(つるりん電車と呼ばれたという) となったが、1937年11月に廃止となった。
 現在の鶴見川に懸かる「臨港鶴見川橋」 はこの軌道線の橋梁の名残。
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