2006年06月04日

てんしゃ台考

アメリカからトーマスの大型転車台を取り寄せた。なかなか見た目も良い。が、日本での発売をしない理由とは何か。昔日本で発売されていた旧「てんしゃ台」と比べてみる。

なんと、トイザらス限定で大型転車台がついたセットが発売されています。
プラレールトーマス きかんしゃトーマスどきどきDXセット
「どきどきマウンテン」と一緒というのがちょっと(>_<)デカすぎますが..でも待望の日本発売です。お店にあるうちにどうぞ。

舶来モノのてんしゃだい

これが届いた箱。欧米(あちら)のプラレールはトーマスシリーズオンリーになってしまったので、デザインは青を基調にした箱にトーマスの機関車があしらわれている。

これが届いた箱のうら。トーマスシリーズの一場面を構成するようになっている。日本で単品発売されていない、トーマス風の車庫が5個ついてくる。これを並べて「扇形車庫」に見立てるわけだ。

これが本体。グレーと青の組み合わせは、「旧てんしゃだい」とは趣を異にする。レールのコネクタの形に注意。

これが問題の「菱形」コネクタ。なんというか...意味がないような気もするが。

これが、その取扱説明書。あれができない、これができないと やや細かい注意書きが並んでいる。なんというか、コネクタの位置を自由にずらせるような設計にすれば全く問題なかったのに..残念だ。

くらべてみよう

新旧を並べてみる。色以外にいろいろと異なっている点に気づく。

旧「てんしゃ台」

イギリスのトーマスシリーズの転車台

分解してみる

クランクの裏部分。全く別に形を起こしていることが分かる。

旧てんしゃ台のクランク部分の歯車。単純な構成がよい。

トーマス転車台のクランクの歯車。歯車部分は同じだが、仕組みもずいぶん違っている。が、改良しようとあがいた跡がよく分かる。

ブリッジを外して裏返してみる。昔の方は如何に部品を単純化して跡は技術ですり抜けるか。ということを目指しているように見える。一方今は、どう強く持たせるかに寄っている感じがする。

トーマス転車台のほうがブリッジは一回り大きい。こうして旧てんしゃ台のブリッジを入れてみるとはっきり分かる。

旧てんしゃ台の裏側。ロットが異なる。中心部分の形状が異なる。

トーマス転車台、裏側を更に分解してみる。

旧てんしゃ台の分解部品。ストップレバーのカバーの色が異なる。

トーマス転車台のブリッジを固定するストッパーが追加された。これって、形成色を間違えて青で作ったんだな。あとからグレー塗色をしている。

トーマス転車台の改良点で気付きにくいのが、このレール位置固定の仕組み。ブリッジ側に少しくぼみをつけて、そこに、出っ張りがはまって、「ポチ」という感じで位置が決まるようになっている。

このトーマス転車台の専用コネクタには、エクスプレスライナー・GOGOトレインなどについてくるレールがぴたりと合う。

いろんな機関車を載せてみる

C57 テンダードライブで、連結器を外して近づければ何とか載る


ゴードン 問題なく載る。


ダグラス 問題なく載る


エミリー ぎりぎりはみ出る

こちらはぎりぎり載る

マードック もちろんはみ出る

こちらもはみ出る。


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