1995年12月25日
配線の妙
輕便鐵路:總站図
輕便鐵路の總站の図、服務中心(Service Center)で 配布している図には摩訶不思議な配線とも何ともとれない図が載っている。 実際に現地を訪れその運行に触れてみてこの図の意味する所がはっきりする。
系統毎に別のホームが用意され、かつループ線がそのターミナス内に
収まっている様子を端的に描くとこうなるのである。
具体的な配線をもっとも大規模な總站(Terminus)である、
屯門碼頭(Ferry Pier)に取材した。
輕便鐵路:屯門總站配線図
屯門碼頭(Ferry Pier)總站
月台(Platform)は6本ある。これを5つの系統が使用している。
1本は混雑時の臨時用に使用される。
月台にならぶLRTの車輌は壮観。
屯門碼頭:系統別の月台に進入する列車
屯門碼頭總站:次々に分かれるポイント
次々に降りてくる人々は、香港島中環(Central)に向かうフェリー
(ホバークラフト)乗り場に向かう。
屯門碼頭:ターミナスを一周する列車。
手前にレールがクロスしているのが見える。
屯門碼頭:構内に掲示されている配線図
これも概念図の域を出ない。
だが、利用する人にとって見ればこれで充分。
電車:堅尼地城(Kennedy Town)路線図
堅尼地城は電車の路線の一番西の端、単線が狭い街路を一周して折り返す。
電車:屈地街(Whitty Street)路線図
屈地街は電車廠(車庫)のある場所。入出庫線側にも月台(Platform)がある。現在、配線は大きく変更されている。現在の状況は下図
車庫に向かう線は複線だったが、単線に変更された。
車庫からの出庫線がもう一本単線で上環街市方面線に接続している。
電車:上環街市(Sheung Wan)路線図
地下鐵路の上環站前に相当する位置にある。銅鑼灣方面からのは、折り返す電車用の月台と堅尼地城にいく電車用の月台が分かれている。
電車:上環街市を同時発車
左側の電車が折り返す。右側が堅尼地城に向かう。
上環街市:堅尼地城からの電車が曲がってやってくる。
その向こうに、観光用の二階がオープンになっている
車輌が一時留置されている。
上環街市:朝のラッシュ時
銅鑼灣方面に向かう電車が列を作っている。
電車:天樂里(Tin Lok L)付近路線図
この付近から跑馬地(Happy Valley)へいく環状線が分岐している。この環状線は左回りの単線。左から回りこんだ所とぎれている留置線のようなものがある。これはかつてここに車庫があった時の入出庫線のなごり。
天樂里:跑馬地(Happy Valley)から堅尼地城にいく電車
電車:跑馬地(Happy Valley)付近路線図
跑馬地
(Happy Valley)總站は工事中だった。二つの月台を設けて、
北角方面と上環方面にいく電車を分けるのだろう。
工事中の跑馬地(Happy Valley)總站わきをいく電車
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