1998年11月06日

EX-150:解説書

実は、電子ブロックの主役はこれなんです。

 解説書は「電子ブロックをおもとめになって、みなさんはどんなにうれしいことでしょう」で始まる。蓋し名文句である。世の物価相場からすればかなり高額なおもちゃで、どんな「教材・模型店」でもショウケースの一番良い位置に麗々しく鎮座ましましていたのが「電子ブロック」であった。解説者もそこのところを意識していて、子供が親にねだってねだってねだりたおして入手していたに違いないことをよく分かっていたのであろう。


解説書表紙 解説書表紙
はじめに

「はじめに」の文章。電子ブロックの理想が高らかに述べられている。

ブロック組立説明ページ ブロック組立説明ページ。
 このページはDRシリーズのときからコンセプトが変わっていない。必ず1ページないし見開きで完結し、ブロック組立図のデザイン化はDRシリーズのときから同じ人が担当されていたのではないだろうか。実体を非常によく表現しており、デザイン的にも優れている。
 本体ケースを下敷きに各ブロックのはんこをおしていく感じだ。このはんこセットだけでも復刻できないものだろうか?
回路図

ブロック組立図の右には実際の回路図が添えられている。回路図としては非常に簡略化したもので、この図とブロックとの関係が電気回路的に同値であることを理解することで、子供の頭の中は非常に早い時期に論理的な考え方が育まれるのである。

イラスト(子供) 解説書のところどころにはこうしたイラストが添えられていた。この図はSTシリーズから登場している。
イラスト(大人)

回路の理念をイラストにしている場合も多い

(1998-11-06 作製)

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