2003年03月31日

万引き事件に心を痛める

街道を行く

茨城大和村・千葉小見川町・十和田後生掛温泉・ランプのお宿

万引きで追われ、死んだ少年、地元のバカ主婦は「万引きは子供の仕事」という。武田さんは心配する。子供と主婦のことを。戦後蔓延した個人主義に子供と主婦が疲れ切っているのではないのか。このことはまた後で取り上げる。

茨城県大和村は真っ平ら。俺は真っ平らだとものすごーーーーく切なくなるのよ。雨引観音の伝説。天平の時代になぜこの常陸の国に雨乞いの命が下ったのか不思議。また、反天皇勢力が起こりやすい素地があるのも不思議。侍というのは、ここらで起きたのではないか。

平野部での農業は難しい。耕作して用水をまんべんなく行き渡らせるようになったのは、鉄器・鍬などが刀とともに普及したのではないか。鋤・鍬と刀を両手に持った侍が出たのではないか。

ノートをつけ始めたのは、この番組でクレームが付いてから。日本海海戦で「何千艘もの戦艦が..」といったら「320隻でした」と

千葉県小見川町でもまた切なくなる。真っ平らはやっぱ切ない。

後生掛温泉(ごしょがけおんせん)この地名も不思議。辺り一面硫黄の臭い。昔の三角関係の呪いが残る泥泉。生き残った男の「後生を掛けて」弔えという。

「若衆宿」制度の不思議..「若衆宿」はかつて相当な勢力があったらしい。そのもっとも大きなものが西南戦争。でも、若衆は東北にはないはずなのに。伝わっているのが面白い。

ランプの宿 青荷温泉はV字谷の底。青森弁の不思議。「いくてまいねん」よすぎてだめぇ!というなんか性的な意味合いがあるようだ。

津軽三味線の渋谷君。すごく良かった。津軽の人は弾き方に関してリクエストをする。「もっとやさしく!」「もっとはげしく!」「いくてまいねん!」青森の緑は何百何千とあるのが青荷温泉・ランプのお宿さ。

(2003/03/31~04/04 放送)
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