2003年05月12日
沖縄で4日連チャン同じ食事
沖縄で「島」の贅沢を味わう
伊江島・沖永良部島
伊江島。夜は夜会。沖縄の旬がずらりと並ぶ。サザエの壺焼き、ゴーヤチャンプル、そうめんチャンプル、豆腐チャンプル...まあ、食べようと思ったけどこれが食べられない食べられない。(笑)もうこれで4日連続ですから。このとき、沖縄県民の独特の個性がでたと思ったけど、「島」の贅沢というのは決まっている。これが島の値打ちなんですよ。どんなに金持ちでも居酒屋でも同じものを食べている。食事に高低差を付けないと人間て穏やかになるんですね。
ある程度夜会が進むとぱっと雰囲気が変わって踊り。イヤー踊り上手ですねぇというと、ぱっと笠をとるとさっきそこで「ぐるくん」を焼いていたおばさん。いーなー南の島って。働く踊る詠う、これが日々の暮らしにある。母ちゃん達が踊り始めると、子供達は正座ですね。これを将来自分たちが踊るんだ、演奏するんだと、そう思うと真剣に見つめている。これはまさに黄金の時間。教育ってこういう事なんだよな。このとき思い浮かべたのは、ダ・バンプ、マックス、沖縄出身のミュージシャン達。なんで彼等はウチナーの踊りや音楽をしないんだろう?格好いいと思うんだけど。
この島は4000年、水で苦しんだ。それが昭和戦後六ヶ月で解決。戦後米軍基地を引き受けるという事と引き替えに6億円掛けて水道を引いた。フェリー二隻も持っている。観光地として豊かな島になった。これらははっきり言って実弾射撃場と引き替えに行われたと言っていいでしょう。私達はそんな時代に生きているんですよ。
沖縄戦の守備隊が最後本土への打電が泣かせる。「沖縄県民かく戦えり。以後特別のご配慮を。」何十万人の県民、女子供、女学生も戦いました。天皇陛下、どうかご配慮くださいと。我々は、ただ一色にまとめて「反戦沖縄」なんて軽々しく言えない。我々はもう黙っているしかない。武田さんここで涙声になる。やはり当地を見て感じたことが武田さんを揺さぶったのだと。少し私もウルウルしてしまう。
沖永良部島。セスナに乗るとたばこが吸える。「吸ってもかまいません。窓開けてください。」沖永良部島は水が非常に豊富。石灰質の大地に豊富な地下水脈があって、水タンクの上に住んでいるような物。那覇からセスナで40分。ここはもう風が冷たい。ここには他の神話の影響をうけない独自の神話「シマダテシンゴ」(島立神語)がある。ここから島一つ一つ北に登るごとに、三線をはじめいろんな物がかわっていく。島一つ一つに島一つ一つの歴史がある。
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