2003年08月25日

バカの壁

この大ベストセラーは、バカを科学的に解明しようという本。バカのスタート地点とは?。 それは、「確かなものを追い求めよう。」「科学、医学」、これは数値で見えるから。 たしかに科学的なものはバカに見えるときがあるよね。特に頼りすぎたとき。 どこにでも体脂肪計を持ち歩くバカ。おまえの頭そのものが体脂肪だよ。

なんでも、数値を言う科学バカがいるよね。 ここで、武田さんはどこかのテレビ局のプロデューサか誰か具体的な人物を頭に思い描いているのだろう。 人気も視聴率ではかれる。2桁がいいって。そいつの体脂肪率や尿酸地も2桁。

18世紀から人間は「意識」の世界に住んでいる。
たとえば、犯罪の重軽の判断:意識でおこなう。そいつには罪を犯す意志があったのかどうか。
そんなに意識って立派なものか?

脳とは そんなに難しいものではない。神経細胞にドミノ倒しのように興奮が伝わる。そのスピードは音速より遅い。一流スポーツ選手はこのドミノ倒しの中間をすっ飛ばしてるのではないか。中田選手の特異体質...ちょっと自信なさげに書いている。彼は真横を向いて車を運転し何キロも走れるのではないか。彼には、右サイドを見るだけで後ろを含む全体を組み立てる能力がある。
だからといって、中田が優れているとは言い切れない。

この本にはバカの正体は出てきません。
養老先生は、本を書くときに頭がよすぎてすっ飛ばす癖があるようだ。 全体を通してよくわかりませんでした。 私と養老先生の間には「バカの壁」が存在するようで...

2003-08-25~29放送


Source

cover バカの壁 新潮新書
養老 孟司 (著)

Amazonのレビューより
 タイトルから話が通じない人への対処法のようなものかと思ったらだいぶ違った。良書である。内容は知識論というか、認識論というか、物事を知る態度について言及している。下手な哲学者よりも論述は明快で内容は示唆に富んでいる。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://saiquet.sakura.ne.jp/8869/mt-tkereb.cgi/272