2003年09月01日

北海道の大平原を旅する

北海道の大平原に心奪われる旅

紋別空港・湧別町・美深町・豊富町

7月オホーツク紋別空港から 湧別 へ。あっと驚いたのは、空港がガラガラ。空港を探しているスタッフが、ふと気づいてみたら空港の滑走路を走ってた。湧別の町の真ん中におにぎりみたいな塚がある。これがホタテ貝の貝殻。現代の貝塚。津軽三味線を初めて披露。拍手異様に巻き起こる。お客の方が聴き方が上手(うわて)。こちらは楽譜を追うのが精一杯。 チューリップ100万本のお花畑 。湧別は町の豊かさが会館に出ている。

国道238-239 美深まで180キロ移動。右と左に曲がったのは4回。カーナビは「みちなり」と行ったきり1時間半何も言わない。バックパックを背負った若い僧侶が一人。北緯45度線を越える。ちょうど真ん中。坂道で言えば一番きついところ。美深も豊かでUFOみたいな町民会館。 100万本のひまわり 。町の真ん中に 天塩川 が静かに流れる。チャラ瀬、落ち込み無し。瀞場(とろば)の流れが蕩々と続く。器量が良い。別嬪の川。護岸工事一切やっていない。会館の小屋の人は善人を煮染めて揚げたような人。会館のおばちゃんが調理室で料理を作ってくれる。

最前列に中高校生、その後ろ2,3列目にその監視役の役員関係。その後ろに私のやりやすい人:中年。客並べにはもう少し配慮をして。

美深から北へ向かって100キロ。 豊富町 。30キロすぎたところで機能の青年僧侶に出会う。豊富町は歯を食いしばって生きている町。豊かな設備と町の笑顔の深さは関係なし。

サロベツ原野 の果ての方に利尻島の影が映る。夢を見たような感じ。山手線が二つはいる大草原。蝦夷甘草の黄色い花で埋め尽くされる。「生きてあの世を見る思い」

「見て知りそ、知りて見そな。」

泊まりは50キロ離れた中川町

(2003/09/01~05 放送)
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