2004年04月26日

ギリシャ・アテネ紀行

飛行機乗るのに困ったのは「たばこ」。日本からのギリシャへの直行便はない。パリでのトランジット。 ドゴール空港では、降りたとたんにたばこが吸える。喫煙にはアメリカほどの嫌悪感がないようで。

ギリシャに着いたらなんと...寒い寒い。すごい土埃。ホテルアテネの自分の部屋のカーテンを開けると目の前にアクロポリス・パルテノン神殿。それにしてもすごい土埃。鹿児島の桜島。もうギリシャの隣はトルコ、その隣は世界の火薬庫という中東。アテネの地下鉄工事は全然工事だらけ。ちょっと掘ると出土品がごろごろ。これが駅に並べてあるが、下手な博物館よりすごい。そんな中から、オリンピックの勝者に与えられる出土品がでてくる。これがオリーブオイル。オリンピックってもともと一樽の油を競う、そういう物だったはず。

パルテノン神殿の結構いいところのレリーフは皆イギリスやフランスが持って行っている。 イギリスとフランスは他人の国の宝をかっぱらって平気で展示している。いっぽうギリシャの発掘はギリシャ人自身は発掘していない。みんな外国人が発掘している。これは持って行かれるはずだ。アテネはほとんど見る物がない。おすすめは裏通り。石畳があって、小さなプラザがあって、そこで小さな子が遊んでいる。これがミケランジェロが描いているような子供。居酒屋にはいると、いい味の爺さんと婆さん。彫りが深くて本当にいい顔をしてる。神々の末裔。ギリシャ顔。トルコ系の血のぶつかり。

地名がいい。ソクラテス通り、アテネ大学。ここには日本語学科がある。何で日本に興味がわいたのかと聞いてみるとなかなか共通意見が帰ってこない。日本ブームが20年遅れできている。アニメーション。千と千尋の神隠し。もう、野菜がなかとですよ。マトンに葡萄の葉っぱなんか巻かんといてぇ。わからーん。もう、何にでも醤油かけてましたよ。ギリシャで一番おいしかったのは日本料理屋の焼きそば。

オリンピックへの輸送電車建設現場。全然できていない。道路掘っただけ。延々4キロで働いているのは3人くらい。聞いてみると「ギリシャは少数精鋭主義ですから」 そんなこんなで、オリンピックではいろいろハプニングが起きそう。

今週の武田さん、めずらしくやる気が薄い。疲れた割には見所おもしろさがなかったのか。

(2004/04/26~30 放送)
(2004/06/03 作成)
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