2004年10月04日

北海道 上士幌町

身辺雑記

北海道 上士幌町

北海道帯広空港に8月25日降り立ちまして、車でルート273。いよいよ上士幌町。町境から町の中心まで70-80キロでとばして20分から30分。やたらに広い町です。

帯広では21度あったけど、上士幌町では夜はもう4度まで下がる。そして七竈にはもう赤みがさしているんですねー。それでも35度の日が3日もあったという。ホントに今年は猛暑。でも、三日で文句言うなよなー。地元の人は「もう冬支度ですねー」ここは北ヨーロッパに勝るとも劣らぬ 雲の美しさ。

気持ちいい 超気持ちいい..自分は金をとってないのに..てめーの金は下がりっぱなし。上士幌町の温泉。設備が整ってなくていい。真っ暗な温泉。夜は満天の星空。小さなコンサートツアー

大歓迎をうけます。糠平温泉。ここの夜空は種子島に勝つ。文字通りの満天の星空。星で闇が見えないほど。地元の若い人たちが町を盛り上げようと一生懸命で、私も若い人相手に自分の訪れた良い温泉地の話をさせてもらった。まあ温泉街っていう時代が終わったんですよね。射的場にヌード劇場..ああいうものは誰も求めていない。どうすればいいか....うんと不便にしておくこと。今、日本人を駆り立てているのは秘湯ブームでしょ。こんなところに温泉がという第一発見者の喜びをみんな求めているわけですよ。

50キロ四方誰もいないそんな場所にある「タウシュベツ川」その糠平ダム湖に鉄道が沈んでいるが、そのレールだけが湖面に出ている。水の中に消えていく。朝靄が立ちこめて。その光景がまるで千と千尋。あの水辺をすすむ電車の光景。ある意味、無惨な過疎化の風景なんですけど、それがアートですね。海原を走る電車をイメージさせる。

足寄をとおって..陸別へ。ここきたことがある!という思い出がぱっとよみがえりました。 映画「幸せの黄色いハンカチ」のロケ現場をかすめたんですね。陸別の駅前にたたずんでしばらく呆然とした。極光=オーロラがさした。オーロラが見える街。

山田監督にしごかれていたときに、高倉健さんからかけてもらった言葉は今も忘れていません。 「覚えとけよ。監督は伸びないやつはしごかないんだよ。」

(2004/10/04~08 放送)

Source

cover 幸福の黄色いハンカチ
出演: 高倉健, 倍賞千恵子 監督: 山田洋次

Amazonの「Oricon」データベースより
北海道を舞台に、刑期を終え刑務所から出てきたばかりの男が、偶然出会った若い男女とともに愛する妻の元へ向かうまでを描いた、巨匠山田洋次監督が贈る感動のロード・ムービー。

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