2004年10月18日

スピリチュアルワールド

また観念的ななお題。精神世界への傾きというのは、アメリカでも大きくとらえられている。

アメリカで面白いのは。自己小説を書いた人が、書き終えた後、「さてこれをどうやって売ろうか」と考えるところ。ここからいろんな物語が生じてるのがまさに自己啓発の過程をたどる。そういうたくましさって凄いな。

アメリカの自己啓発本の中でも熱心にメモをとったのは「人間は自分が考えているような人間になる!! 」。五十をすぎた最近、ちょっとこれでいいのかっていいう、周りは「いいじゃないか先生イメージで。食っていけるんじゃないの」これにちょっといらついているのでは、自分を変えていけるんじゃないのというのがいま「考えていること」。

誰か一人「どんぴた」そういう言葉を待っていたという番組でありたい。「目的地を決め、何とかたどり着こうとしているとき、驚くべき偶然がよく起きる。」..母の死はこの舞台でやることの伏線だったではないかという、因果が逆転したような事態がどんどん当てはまるような事が起きる。

近頃「偶然は偶然には起こらない」ということを50年生きてきて感じるようになった。 「どうしていいのか解らなくなってしまったとき、偶然答えを知っている人が通りがかったり、答えを書いてある本を贈ってくれる人がいたりする」

恋をしたときのときめきって凄いよね。その人に会うだけで、フワーッと陽が差してくるような気がして。

「安定とは生まれる前と、死んだ後にしかない。不安定こそ人間本来の姿なのだ。」

老後の安全とか安心とかは、無い。それよりも人生のすばらしいところとかを見たり聞いたりする方がいいですね。安全と安心のために今の妻を選んだんだけど、今あるのは「老後の不安だけ。」

「肝に銘じておかなければならないのは、家族、親戚、友人、知人。成功したければそれらの人と同じ事をしてはいけない。」「他者から、友人知人からのアドバイスを受けるとき、なぜ彼はアドバイスを今私にするかを考えよう。変わっていくのを嫌っているとするなら、それは忠告ではない。聞いてはいけません。未知のものに怯え、何かを悪と決めつけている者は、しばしば忠告者の顔をすることがあります。」「一番良いことは。新しいことを始めるときには、誰にも話してはいけません。」

「考えること」は人間に許された唯一の自由。アメリカの自己啓発本はステイタスにこだわる。これがちょっと枯れている日本の自己啓発本とちがう。禅について偶然についても アドリエンヌさんの「人生の転機」にもでてくる。C.G.ユングが禅を紹介して以来ひろまっている。禅では「用意ができたら偶然は起きる。」と考える。

6人ひとを訪ね歩けば合いたい人に必ず会える。うわ、女房は5人目でした。おしい!

(2004/10/18~22 放送)

Source

cover 人間は自分が考えているような人間になる!!
アール ナイチンゲール (著), Earl Nightingale (原著), 田中 孝顕 (翻訳)

Amazonの「MARC」データベースより
成功の秘訣を探し始めて17年、アール・ナイチンゲール博士が発見した言葉「人間は自分が考えているような人間になる」。ゴールデン・ディスク大賞を受賞したこの本との出会いが、あなたの人生を永久に変えてしまうかも。

cover 人生の転機
キャロル アドリエンヌ (著), Carol Adrienne (原著), 住友 進 (翻訳)

Amazonの「MARC」データベースより
世界15ヶ国以上でベストセラーとなった『人生の意味』の著者、待望の第2弾! キッカケひとつで人生は劇的に好転する。もっと人生の質を高めたい、よりよい人生を送るための秘訣がこの本に詰まっている! シンクロニシティを全開して人生を変えよう!

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