2005年10月03日

サラリーマン増税フェスティバル

選挙で勝ったので増税します

税金を払うためだけに一月半、働きなさい。

某ラジオ番組で興味深いことをやっていたのでその内容をまとめてみた。

谷垣財務大臣
「自民党が選挙で大勝したのは国民の財政再建への期待があったからだ。」=(これは国民が増税を望んでいることの証である。)

政府税調
石弘光会長
サラリーマンよ、もっと働け。
とりやすいところからとりゃいいじゃん。

個人所得課税に関する論点整理

1.定率減税廃止 2007年全廃
2.給与所得控除を減らす無くす
  必要経費の見直し
  見なし必要経費 (現)30%→6%(80%カット)にしよう。
  現実には30-50%カット

3.配偶者控除を減らす無くす
  配偶者控除があるために、働こうとする主婦が減っている。
  「バカ言ってんじゃないよ。この就職難の中、会社においてもらうために、103万円を超えた部分をサービス残業してるパートの主婦がどれほどがんばってるのか、政府税調のオエラい先生方はご存じないのか。」
  政府税調議事録
  専業主婦なんて働かないで家でごろごろしている主婦が多いんです。こんな専業主婦に控除は必要ない。
  パラサイトワイフじゃ

4.税率変更
  扶養控除カット、特定扶養控除カット、住民税の保険料控除カット
5.退職金課税率を上げる

上記増税案が全部実施された場合の 税額シミュレーション

モデルケース
A.独身年収300万
B.独身年収500万
C.専業主婦の奥さんと子供2人(小学生・高校生)700万
D.専業主婦の奥さんと子供1人(小学生)700万
E.共働き旦那500万奥さん300万子供2人(小学生・高校生)
F.共働き旦那700万奥さん500万子供2人(小学生・高校生)

上段:税額
中段:増加率
下段:あなたのただ働き月数(税額÷月収)

現在税額 1.定率 2.給与 3.配偶 1+2+3+4+etc.計
A 15万6千円
100%
0.6ヶ月
17万2千円
110%
0.7ヶ月
23万0千円
147%
0.9ヶ月
- 26万0千円
167%
1.0ヶ月
B 36万2千円
100%
0.9ヶ月
39万8千円
110%
1.0ヶ月
50万3千円
139%
1.2ヶ月
- 56万6千円
156%
1.4ヶ月
C 39万7千円
100%
0.7ヶ月
43万6千円
110%
0.8ヶ月
58万6千円
148%
1.0ヶ月
46万2千円
116%
0.8ヶ月
90万3千円
228%
1.6ヶ月
D 49万5千円
100%
0.9ヶ月
54万4千円
110%
0.9ヶ月
74万4千円
150%
1.3ヶ月
58万0千円
117%
1.0ヶ月
97万4千円
197%
1.7ヶ月
E 36万7千円
100%
0.6ヶ月
- 56万9千円
155%
0.9ヶ月
- 68万4千円
186%
1.0ヶ月
F 82万4千円
100%
0.8ヶ月
- 119万0千円
144%
1.2ヶ月
- 146万9千円
178%
1.5ヶ月

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