2005年10月03日

近江長浜散歩

大河ドラマ功名が辻の五藤吉兵衛(ごとうきちべえ) 役で 戦国時代にタイムトラベル。桶狭間の場面。ロケ場所は 湖北の自衛隊の射撃訓練場を借りて。総勢200人以上スタッフ200人以上、馬も20頭。

「功名が辻」ロケ。ディレクターが気を利かせて、最初 山内一豊役の上川隆也君と祖父江新右衛門役の前田吟さんと一緒に 殿を囲みながらフナ寿司。一杯飲みながら戦国に思いをはせよう。フナ寿司=チーズ、カマンベール以上。ワインに合う。

10日間の撮影に休み「撮休」時代劇は雨に臆病。戦国の侍を作るのに1時間以上かかる。雨が降らないという確約がとれない限り全部休む

台風14号の接近で強風。ロケ現場は雨が降っていたようですね。マネージャお付きの伊藤ちゃんと。近江長浜を散策します。台風が近づいていると言うことで、観光客は皆無。 大通寺参道 旧北国街道沿い 龍馬が歩いたと思うとそれだけでありがたい。道幅が江戸時代のマンマ。ガラス工房がすごい。ずらっと並んでいるが同じものを売っているモノが一件もない。下駄や花縮緬、日傘、藍染め、フィギュア傑作店、手作りオーデコロン、一軒として同じ店がない。

この大通寺前の街はすばらしい。中小の街の商店街の作り方のお手本。

近江商人。優秀がゆえに 大阪の船場にスカウトされる。船場言葉は近江言葉。浄土真宗他力本願「させてもらって」「させていただいてもらってます」=他力の発想。他力にすがるという宗教心。宗教が言葉を変えた。

ダイツウ寺=伏見城の遺構移築。大広間 長浜と言う地名は秀吉が信長の一文字をとって昔は「元浜」だった地名を改名したもの。あちこちに秀吉の香りがある。この町内は税金を払わなくていいというしるべがあったりする。=御朱印町=経済特区。流通を盛んにする。街がにぎわう。

ロケの定宿:長浜ロイヤルホテル。これが9月上旬超満杯 ロビーには中韓台がひしめきあう。愛知万博に行くお客さんでいっぱい。

「こさえば」といってロケの準備場所をスタッフが用意する。これが体育館、つぶれたレストラン。 我々のメイクとは言ってもよごすだけ。何しろ戦国時代の貧乏侍。私と前田銀さんは汚しが似合う。

そして、着替えた甲冑が暑い暑い。いったんぐるぐる巻きにされるとディレクターが終わりと言うまで脱げない。信長軍を桶狭間の戦いの場面で、草いきれの中で見る。今川軍が田楽はざまで 放水車2台 雨降らせる降らせる。雨が激しすぎて目を開けてられない。

(2005/10/03~07 放送)
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