2005年10月09日
ナローの複線路面軌道
中野区江古田の国立療養所跡地付近の住宅地に複線のナロー路面軌道があった。(現在もあるかどうか不明)これを、東側から西側に向かってあるいた。
静かな住宅街の路面にヌっと現れる路面軌道。
いったいこれは何なんだろう。この向こう側が「国立療養所江古田病院」だったので、その移動式門扉のためのものなんだろうか?
レール表面はもう何十年と使われたことのない状態。
全線40mに満たない短距離なのだが、その途中にはS字カーブがある。これもいい雰囲気を出してる。
そのカーブを振り返って見る。軌道上を横断する何かが設置されていた跡がある。
ここで終点。もちろん。元々あった軌道線の一部がこうして撤去の理由を見いだせないまま放置されているのだろうが、いったい何のために、どんな用途で、いつ頃使われていたのか?
カーブ地点で地面に近寄ってみる。
軌間は1mに満たない。(58cmくらい?)置いてある本はハードカバー。
カーブ地点でアップしてみる。このあたりが一番きれいな状態で残っている。
軌道がすぽんと切れている地点。この先かなり先まで軌道が延びているのは明らかなのだが、地図を見てもどこにのびているのか推定が難しい。
カーブ地点...この付近が琴線に触れるのか何度も戻って写真を撮っているし...
突然、軌道が終わる。元々の軌道の上にアスファルトを乗せている。ということは、コンクリートで固めた併用軌道部分の損傷が激しかったのではないか。
もう一方には雑にコンクリートを乗せている。
レールの継ぎ目。
もうすこし、引いた地点。
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