2005年10月26日

現役の「旧てんしゃ台」発売中

なんと、アメリカ・イギリスのプラレールトーマスシリーズでは、立派な青色「転車台(てんしゃだい)」(旧)が 発売されてる じゃありませんか!価格は$19.99。¥2,000ちょっとと言うところか。まあお手頃ですな。

「旧てんしゃ台」をベースに新たに金型起しをしたもののよう。中央にあった架線柱(センターアーム)がない。また、ストッパーの形状も異なる。転車台の形状は、下路式でピット部分がカバーされているタイプ。下路式転車台は、日本の機関区にはかつて多く見られたが、ピットがカバーされているタイプのものはおそらく存在しなかったのではないか。
また、台座の形状も大きく変更されていて、これは後述。
気になるのが、レールの継ぎ目。菱形コネクタ(◇)のレール継ぎ目がついていてこれが車庫専用らしい。本線をつなぐ凹凸形の継ぎ目は十字にクロスする方向に2ヶ所づつついている。

この形の車庫は、すでに「カププラ」「デジプラ」ではおなじみ。そしてその直線レールには菱形コネクタ(◇)の継ぎ目。そのもう一方には継ぎ目がない。
この変則的なコネクタ(◇)にはすでに不満の声が上がっている。この専用コネクタに無理矢理、凸形の標準継ぎ目を押し込むことはできるが、やはり標準の継ぎ目がいいに決まってる。 しかも付属の、車庫用レールは通常コネクタ(凹凸)のレールが2セット、菱形コネクタのレールが3セット。全部使っても、転車台には菱形のコネクタが余ってしまう。
トミーがなぜこんな変則的な継ぎ目を作ったのか、それは、このターンテーブルに接続するレールの角度に原因があるようだ。十字クロス90°方向にレールをつけるために、ターンテーブルに接続されている各レールの角度を30°に変更した。これに対して、カーブレール1本の角度は45°。これでは、すべての接続を標準の凹凸にした場合、レールの接続角度が合わなくなってしまう。
したがって、角度の合う90°方向のみ接続を標準の凹凸にしたものと思われる。
では、「旧てんしゃ台」はどうであったか。これはなんと25.71°という奇妙な角度で、この「旧てんしゃ台」に接続したレールは、直線方向以外すべて角度が合わないという代物だった。しかも隣り合うレールがぎりぎりに接していて、これ以上レール間隔を詰めるのは無理という感じ。
このことが、最近、妙にレールのシステム性を意識しすぎたトミーが、長らく廃盤にしていた原因だと思われる。今回の復刻では90-45°系の現在のシステムに無理矢理あわせようとした結果このようなことになったと思われる。
まずは、欧米で発売してみて反応を探ろうと言うところか。


プラレールトーマスシリーズのほとんど全てのアクセサリを総ざらえした「マニアックなセット」もでてるぞよ。全部で140点以上入っていて、価格も$99.99。ヨーク見ると、件の「てんしゃ台」もちゃんと使われてて。これが本線スルータイプの設置方法。ついでに、このままだと正面衝突だよ。さすがアメちゃんのやることはおおざっぱでGood!
そういえば、転車台の使用方法は、あっちでは日本のように扇形車庫に接続する方法よりも、写真のレイアウトのような使用法が圧倒的に多い。トーマスの絵本を見ても、扇形車庫は出てこなかった記憶がある。

日本では、セットにしか含まれていない、「クランキー」も別売りアクセサリとして販売されてる。付属の船の様子がちょっと日本とは異なる。
あちらでの TVコマーシャル

なんと、トイザらス限定で大型転車台がついたセットが発売されています。
プラレールトーマス きかんしゃトーマスどきどきDXセット
「どきどきマウンテン」と一緒というのがちょっと(>_<)デカすぎますが..でも待望の日本発売です。お店にあるうちにどうぞ。


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今はなかなか見つからないあのプラレールの日特別限定品が手にはいるかも!?

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