ソース

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あなたの人生の源はワクワクすることにある。

マイク マクマナス (著), Mike McManus (原著), ヒューイ 陽子 (翻訳)

1999年、私がどうにも出口のない悩みにとりつかれて迷っていたときに出会った本。私はこの本との出会いにとても感謝している。

この本の「○○してよい。」というスタンスが私の目の前にあった深い霧を取り払ってくれた。それまで、私は「○○しなければならない。」「○○するべきだ」「○○するべきでない。」と自分にも、そして不幸なことに他人にも押しつけてきたのだった。

「したいことをしたいのだと認めていい。」「自分にはしたくないことがあると認める。」 という許可が自分自身に対して出ていなかったことに気づかさせてくれた本だ。

それまで、私は他人の許可を待っていた。していいよと言われることを待っていた。でなければ自分は、いつまでたっても「べきだ」「べきでない」の硬直した考えに自分自身で雁字搦(がんじがら)めになっていただろう。私と同じような感じで、そのまま年を重ねたのであろうおかしくなってしまった「おとな」をたくさん見てきていただけに、悩みも深かった。

この本はマクマナスが実際に出会ってきた多くの実例がでていて、それが非常に興味深い。実例のあとに具体的な方法論「ソース」の具体的な実践法が示されるが、それは自分で変更可能なもので、おそらく現在進行形で、今でも進歩し続けているのであろう。

この本は、２１世紀に入ってブームになる「成功本」「金持ち本」の嚆矢といっていいだろう。現在書店に平積みされている「成功本」はすべてこの本から派生していると言っても言い過ぎでは無かろう。

そして、この本は「パンフレット本」の嚆矢でもある。この本は４万円ほどする「セルフスタディキット」のパンフレットの役もしている。しかし、この本は,現在多く出回っている「パンフレット本」がさわりだけを、さも凄いことのように書いて、あとは高額な「セミナー」や「キット」へ誘い込むだけのものとは違って、「ソース」のプログラムすべてが含まれている。あえて「セルフスタディキット」を購入する必要はない。「セルフスタディキット」はより深く「ソース」を実践したい人だけが手にすればいいと思う。私は買ったけど