2007年02月21日
鉄輪(かんなわ)へ・路地の迷宮へ嵌る
鉄輪の本当の魅力は路地にある(あった)。
坂を下って目の前に迫ってくるのは、狭い上り坂が襷掛けにかかる路地の上に立派な門を持ったお屋敷。
その左手には、元旅館のような2階建ての建物。入り口のうえのアーチ風の軒が嬉しい。
路地の坂下には、もと地獄釜だったと思しき煉瓦造りのアーチがある。噴気は時によって出なくなったりするのだろう。維持管理がなされなくなったせいなのか、それとも、噴気自身が移動していくのか。
そのアーチの中を覗いてみる。水がたまっていて、もう噴気は出ていない。
その、アーチ前に来るとさらに路地が続いていることがわかった。なんとも文字では表現が難しいのだが、地元公民館が建っていて坂の上から降りてくる階段が上の路地とこの路地をつないでいる。そこからアーチを見てみる。
その公民館前の道。Y字路で坂道で分かれていて、前から見ても横から見てもY字路だ。
今来た道を振り返ってみる。わずかこれだけの距離にこんなにいろいろある。向かって左手は、無粋なことにやはり駐車場。一段低くなっていてここにも大きな旅館が建っていたのかもしれない。
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