2007年04月24日

一柳慧:PIANO MEDIA

1972年の作品。
全音ピアノピースの新作として発表されたものを当時買ってみたものの、当然、全く弾けず。

YouTubeの動画ではものすごいマッチョなアンちゃんが弾いてるが、ホントにああいう筋力がなければ弾けないかもしれない。意外に彼の演奏には詩情が感じられる。気は優しくて力持ち?

一柳の目論見は「コンピューターミユージック」をコンピュータを使わないで人力でやっちゃえ みたいな発想で、もっと機械的な演奏が念頭にあるように思えるが、いかんせん、1972年当時の「コンピューター」という発想が如何にお粗末であったかを露呈する「曲」で、今日これを演奏するに当たっては、詩情を入れたくなるのもよくわかる。



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