2007年10月07日
mixiデザイン騒動に見る広告ビジネスモデルの曲がり角
mixiのビジネスモデルは継続性を保てるか?ってな、大仰なテーマは御当事者にお考えいただくことにして、野次馬的に考察を試みる。
事の起こりは10/1、mixiを見ている途中で突然デザインが変更されたことからだ。あっという間にブーイングの嵐がマイミクの日記に吹き荒れ、すぐに新デザインに反対するコミュニティが立ち上がる。
そのコミュの中で、注目したのが「どうせなら自分でデザインの改変」という内容の書き込みで"FireFox"なら、自分でデザイン変更できるとのこと。"FireFox"はサイト毎に適用できるスタイルシートを指定できるのだ。
すぐに、ブログに詳細なスタイルシートもアップされた。
リニューアル後のmixiを2カラム-750px幅化するユーザースタイルシートを書いてみた akiyan.com
大感謝!Akiyan氏のスタイルシートを元にちょっとだけ手を入れて自分用に使わせてもらっている。
しかしなぜ、この新デザインがこれほどまでの拒否反応を引き起こしたのだろうか?この点について同じAkiyan氏のブログで的確な指摘をしているエントリーを見つけた。まるで今回のデザイン変更を非難しているかのごとくに見えるが実は1年以上前のmixiデザイン変更に関してのモノだ。
mixiのデザイン変更から学ぶ、ウェブサイトの最小横幅を800px以下にすべき理由
まさに正鵠を射た指摘で、私のこのブログにも参考にさせてもらうことにして、ミクシ自体は以前のこういう指摘を学んでいたのだろうか?さらに、今回、スタイルシートを徹底的に導入することで、ユーザー側でのデザイン変更が可能になったことで、一つ気になる点がある。
mixiのデザイン変更と広告ビジネス - techviews.jp
まさに私と同じ事を考えられた方。今回のmixiデザイン騒動がきっかけでFireFoxを本格的に使うようになったのだが、確かにFireFoxはいろいろ面白い機能を追加して使える点が、機械いじりにも似て面白そう。そしてこの「広告カット機能」搭載のスタイルシートがそれぞれ各ポータル毎に出回るようになれば、広告主にとっても、容易ならざる事態を招来しかねない。
とはいえ、ならば、以前のチマチマしたテーブル組のサイトに戻せばいいわけだし、それがイヤならCSSタグの分離の仕方にもう少し頭を使えば(どう使うかは書きませんが^^;;)ユーザー側が広告カットのスタイルシートを入れても尚広告を掲載することは可能だろう。
しかし、なにやら、今回の騒動が「広告モデルビジネス」に関して一石を投じたことは確かで、ユーザーが「見せてくれ」と言うように、広告を作る広告主(代理店か..)の努力のベクトルを変更する時期に来たと言えるだろう。mixi内にサイトマッチング広告が出てくるようになるのかな?
サイトマッチング広告といえばもちろんGoogleだが、実はGoogleの提供する無料ソフトウェア群にFireFoxが含まれているのだった。あなたのPCを快適にしてくれるハズなんだけど..このページのどこかにリンクがありますorz
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