2007年11月14日
別府稲尾記念球場
すぐ近くに、別府稲尾記念球場ができた。近いうちに行こうと思っていたら、なんとその稲尾さんが亡くなられてしまった。以前は野球には全く興味がなかったのに、近頃は身体論と絡めて興味がわいてきていたまさにそのときだったのでちょっとショックを受けている自分にショックを受けた。そんなわけで、オープンしたての球場の見学をかねて記帳へと行ってきた
うちのすぐ上の通りを実相寺山へ向かって上る。このあたりは区画整理で本来の地形とは関係無しに道路を引いているので、元々あった家がこんなに高い位置に取り残されたりしている。石垣の上が元の地面。道路は区画整理にあわせるために掘り下げてある。
吉弘児童公園。ここにはなぜか巨石がごろごろしている。ぱっと見、水成岩質ではない溶岩のようだ。
隣接する吉弘神社の裏手にもまた巨石があって、注連縄が張られている。神社と巨石というのは何かいわれがありそうだ。
目的の実相寺山が見える。山頂にはパゴダがある。手前は実相寺サッカー場。昔はサッカー場とは名ばかりのただの広場だったが、現在は芝の目も鮮やかな整備されたサッカー場となってJ1チームなどもキャンプを張る場所となっている。
そのサッカー場に隣接してもうけられたのが別府市民球場:稲尾記念球場。山の中腹にあるだけあって眺めがよい。外野から内野方向を見ると別府湾も一望できる。
その正面入り口に回ると真っ先に目に入ってくるのが、この稲尾選手全盛期のストップモーションの連続写真だ。
記念館正面には振りかぶったモーションの稲尾選手の銅像がある。訃報の直後のことで献花が絶えない。
私も記帳して、銅像の写真を撮らせてもらった。どうせならと、見上げる角度で。バッターに表情を読まれないようにと左腕を顔の位置まで上げたというその伝説にならってこのアングルにしてみた。
記念館内には様々な活躍を物語る記念品が並んでいるが、その中から一つ選ぶならこれだろうか。西鉄入団1年目で最優秀防御率を獲得した賞だ。
その記念品の一部。そのほか、館内では稲尾選手の生涯を振り返るビデオが上映されている。
先月の落成式の時には「野球を盛り上げる火種はおれが付けたから、それをもっと大きくしてくれ。」と話されたという。
心よりご冥福をお祈りしたい。
リンク
稲尾 和久 公式サイト
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