2008年04月07日
折尾駅改良中
折尾改良工事中
折尾駅改良に伴う複々線で想定した配線は工事が完了した後の様子を想像したものだ。現計画では完成予定は2019年。10年以上先の話だ。しかもこの工事は道路特定財源からの拠出による連続立体化工事で、今回のガソリン暫定税率廃止論議の行方や一般財源化によってはさらに工事期間が長引くと考えられる。そのことはすでにこの計画に織り込み済み(?)なのかどうか、先のページでも紹介した折尾町-7 ( 折尾駅周辺連続立体交差事業 )に見られる写真で読み取ることができる。若松・鹿児島線上り方面へ複付される線のトンネルは単線幅だ。しかし、「短絡線」と紹介されてる区間=鹿児島線下り線側に複付される線のトンネルは複線幅がある。何故こちらだけ複線である必要があるのか。
それは 工事期間が長期にわたり、順次「移設」が必要になる間、現配線そのものが移設された状態を保つ必要がどうしても出てくるからだろう。折尾駅改良に伴う複々線のように「方向別複々線」とするには全部が完成した後、一斉切り替えを行わないとできない。
そこで、ここでは完成まで長い間取られるであろう配線を予想してみた。基本は、現在「鷹見口」の6・7番線が鹿児島線下り方面にくっつく形になる。
折尾駅配線
北方から順に1番2番と番号が振られると仮定すると次のような使用方法となろう。- 筑豊線・若松方面
- 筑豊線・若松方面
- 鹿児島線・上り各駅停車(筑豊線直通上り)
- 鹿児島線・上り特急・快速
- 鹿児島線・下り
- 筑豊線→鹿児島線直通・折尾折り返し
- 鹿児島線→筑豊線直通
3・4番線は鹿児島線上り方面、緩急接続、(筑豊線直通列車上り)折尾駅は北方から順次高架ホームが建設されていくと思われるので、比較的早い時期に3番線には筑豊線からの直通列車が入れる配線になる。ダイヤ編成をどうするかはこれからの発表が見物だ。
5番線は鹿児島線下り方面
6番線は筑豊線から鹿児島線直通列車。鹿児島線下り列車と同一ホームで、この乗り換えが現在に比べて格段に便利になる。また、黒崎まで行かずに6番線で筑豊線折り返し運用の列車も設定されると予想される。3番線側に筑豊線列車が入らない場合にはここへ列車が入る。
7番線は鹿児島線から筑豊線へ直通。
陣原駅配線
現在3番線は下り貨物列車が、貨物線下り線→旅客線下りへと転線するためだけに使われている。陣原駅が設置されると気に島式ホーム2本を置いたのは将来の方向別使用を見越してのものと思われる。
オーバークロス部
鹿児島線上り→貨物線上りへの連絡線、鹿児島線下り→貨物線下りへの連絡線が設置されている。トラックバックURL
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